実質金利とは?

実質金利とは、様々な諸経費やインフレ率やデフレ率などを考慮した上での実際にかかる金利のことをいいます。

預けた時・所有している時の金利(名目金利)から、予期される物価の変動率を引いたものが、実質金利になります。

金利を見る時には、物価との関係にも注意する必要があるのです。

例えば、とある物の値段が10万円で金利が5%ある場合、そしてその物自体の値段上昇率が5%という場合は、実質金利は0%になります。

銀行からお金を借りてそれを買った場合、まず10万円借りることになります。

そこに金利が5%つくので、10万5000円になります。

しかしその物は1年で5%上昇するので、10万5000円のものを、10万5000円借りて買ったという結果になるのです。

物価変動率がプラスなら、実質金利は名目金利よりも低くなってしまうことがあります。

これはお金を借りる側からすれば嬉しいことです。

しかし逆にデフレ期待が高まってくると、実質金利が高くなってしまいます。

こうなるとどんどん損をしてしまうことになるのです。

デフレになってしまった場合、中央銀行による金融緩和が行われて、政策金利が引き下げられます。

しかし名目金利が0%以下に下げることはできません。

しかし実質金利が高い状態にあるため、うかつに借金をすることができず、消費や投資が停滞する可能性が高くなります。

こうなると、インフレに期待するしかありません。

低金利時代では、名目金利が低くても物価の値下がりの影響で、実質金利はそれほど低くないということがあります。

そのため、名目金利よりも実質金利を重視した方が良いという意見もあるので、覚えておきましょう。